3.11震災翌日に放送される予定であった、九州新幹線開通のCM。
しかし、震災の影響もあり実際には放送されなかったものです。私自身震災後しばらくしてからこの動画の存在を知り、それから時々視聴しているのですが、皆同じ方向を向いて一様に笑顔である姿を見るたびに感動させられます。
時に集団が同じ方向を向いて行動をする事に危うさを感じることもありますが、しかしこの動画は最後に
「あの日 手を振ってくれてありがとう」
「笑ってくれてありがとう」
「ひとつになってくれてありがとう」とナレーションが入ります。
ＪＲ九州の呼びかけに応えた九州の方々。またそれに「ありがとう」と返答するＪＲ九州の方々。ここに、お互いが自己の為ではなく、あなたの為に行動している。そしてそのあなたの為という思いが私の為になっているような好循環。そのようなオモイに裏打ちされた笑顔があふれている事に私自身は感動させられます。
昨日三木さんの言葉を紹介し「間」について書かせて頂きましたが、この「ありがとうでひとつになっている」事への喜びの動画を見て、今コロナウイルスによって私自身が問われているように思えてなりません。厳しい状況の中で、自身のオモイに振り回されて、私とあなたの間を壊してしまいがちな自分のありよう。時々確認させていただきたいと思います。