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執筆者の写真清心寺

covid19 コロナウイルスの狭間で

更新日:2020年4月19日


自粛要請が出され10日ほどが過ぎました。

皆さま、どのようにお過ごしでしょうか…。

先が見えないの中で、私自身今までの日常がスルリと手元から離れていったことに

大きな不安を感じております。人と人との距離を保つ。感染にとっては大切なことかもしれませんが、人と人との温もり、繋がりあうこころだけは大切にしていきたいと感じております。哲学者の三木清さんの言葉に次のようなものがありました。


孤独は山になく、

街にある。

一人の人間に

あるのではなく、

大勢の人間の『間』にある。


三木さんは人間という言葉を人と人との間が必要であるとお書きくださっているのではないでしょうか。人の字の成り立ちを見ると、二足歩行の自立した形を表す象形文字とあり「人」自体には特別な意味は無いようです。しかし、そういった二足歩行の自立した人の集まりが、互いに思いやり許しあい認め合ってゆく時、単なる象形文字の存在から人間へとなってゆくのでしょう。

コロナウイルスの縁の中で、ストレスを抱え、時に心ない会話をしてしまいがちな私です。その言葉が、人間をバラバラにしてゆく。孤独になってゆく。

繋がりあうこころを大切に歩んでまいりたいと思います。どうか皆さまくれぐれもご自愛ください。

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