看佛連携には文字通り看護(医療)と佛教(宗教)の連携といった意味がある。
社会的な認識の中では、看護と佛教には大きな隔たりがあるように思えてならない。看護はどこまでも〝生〟を支え、対して佛教との関りの多くは〝死〟というご縁があってからというイメージが強いからだ。看佛連携とは、この互いに相容れないような分野が手を組み、病を抱えたものに向かってゆくという取り組みとして、近年聞かれるようになった。
もっとも、宗教の〝宗〟と言う字には「中心」という意味がある。何の中心かと言えば、私たちの人生の拠り所。私たちの人生の歩み方・考え方。いわゆる人生の「中心」となる教え。と言ったところだろう。佛教には上記のような死んで関わるものだという社会的認識が強いように思うが、実のところそうではなく、生きている今の自身の支えとなる教えであるため、看護とともに歩む事は本来的な意味からすれば当たり前のことなのだと思う。
この度、私の活動のひとつであるこの看佛連携の歩みが文化時報社の宗教新聞に掲載された。新聞をこのブログに載せることはできないが、同社が運営する福祉佛教というサイトで紹介くださった。私の活動だけではなく、様々な地域で宗派を問わず福祉に関わる動きがある。下記画像の下、URLよりご一読いただきたく思う。
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